前回参加したRubyKaigiは2019年開催(Fukuoka)なので、5年ぶり。
Day1
前日までは雨模様でしたが、夏!!
Writing Weird Code
Writing Weird Code - RubyKaigi 2024
「ペンさんといえば Quine」みたいなイメージがあり、しかしそれをさらに突き破っていくような発表でした。 なんかよくわからんこと(良い意味で)やっているなぁという流れから、そういった所作が実は IRB/Reline の改善に繋がっているという話は「うぉー」ってなりました。
来年の TRICK 楽しみ〜
The grand strategy of Ruby Parser
The grand strategy of Ruby Parser - RubyKaigi 2024
「今年はParserの話が多いから、まずはこの発表を聞いてリズムに乗るぜ!」という意気込みで参加。
結果として kaneko さんからの圧倒的情報量を直接頭に叩き込まれて「なんかよくわからんけどすごい!」となりました。
parse.y
という単語と概念自体は雰囲気わかってはいるものの、Ruby における Parser と呼ばれるものはより広いものであるとわかったので、そこで満足しました。
Let's use LLMs from Ruby 〜 Refine RBS types using LLM 〜
Let's use LLMs from Ruby 〜 Refine RBS types using LLM 〜 - RubyKaigi 2024
RBSに興味があるので参加。
LLMとの組み合わせはなるほどとなりました。業務で触っているプロダクトだとどう進めていけるかなぁと妄想しつつも、まずは地道にといったところでしょうか。
Exploring Reline: Enhancing Command Line Usability
Exploring Reline: Enhancing Command Line Usability - RubyKaigi 2024
keynote で Reline の説明があった流れで本セッションに参加。
.inputrc
には様々なオプションがある- Reline は GNU Readline 互換を目指している
- IRBをバックエンドとするなら、Reline はフロントエンド
reline、お前だったのか……いつも快適にirbを動かしていたのは…… #rubykaigib
— Wataru MIYAGUNI (@gongoZ) 2024年5月15日
ありがとう Reline ……
Day2
この日はブース担当も兼ねていたので参加セッションは少なめ
Leveraging Falcon and Rails for Real-Time Interactivity
Leveraging Falcon and Rails for Real-Time Interactivity - RubyKaigi 2024
ライブ開発風の発表で、積み上げていく様子はとてもわかりやすかった。 携わっている業務プロダクトでそのまま使えるかはまだわからないですが、趣味プロダクトで試してみてもいいなぁ
Good first issues of TypeProf
Good first issues of TypeProf - RubyKaigi 2024
「どうやって TypeProf を開発しているのか」「コントリビュートするまでの流れ」を聞きました。 emacs-lsp の typeprof mode で参画できるかな……
Day3
足の疲労が溜まってきた
Ruby Committers and the World
Ruby Committers and the World - RubyKaigi 2024
- 各コミッターそれぞれに気持ちがある。あるよね(語彙力)
- 新シンタックス候補のフィードバックを会場で集めるの便利そう
- 「黙認できる」、いいワード
YJIT Makes Rails 1.7x Faster
YJIT Makes Rails 1.7x Faster - RubyKaigi 2024
YJITすげえとなる発表。Rails 7.2 で YJIT がデフォルト enable になるっぽいのもすごい。それまでにいろいろ準備しなきゃ。
From LALR to IELR: A Lrama's Next Step
From LALR to IELR: A Lrama's Next Step - RubyKaigi 2024
Parser 繋がりで本セッションに参加。とにかくどの発表でも「 parse.y
が鍵・地獄・カオス」となっているが、そこに立ち向かっていく様はとても素敵。
「生物は『今』が一番若い」「parse.yは『今』が一番読みやすい」 #rubykaigib
— Wataru MIYAGUNI (@gongoZ) 2024年5月17日
Matz Keynote
- 1にパフォーマンス 2にパフォーマンス、3、4も全部パフォーマンス!! (わかる)
- Ruby2 構想の話全然知らなかったな。各言語で様々なアプローチはされているが、Rubyにおいては後方互換性を重視したことで今に繋がっているというのはなるほぉ……
- 「自分ができるかはわからないけど、アウトプットしたら誰かがやってくれるかもしれないから、やりたいこと言うね!」はめっちゃいいなって思いました。誰かやってほしい!!
ブースの話
SimpleForm さん
SimpleFormさんのブースで挑戦したクイズ難しくてウケる。でも勉強になったー #rubykaigi
— Wataru MIYAGUNI (@gongoZ) 2024年5月16日
「用意した3枚の架空の登記簿を見て、この会社怪しいなってやつを見つけてください」というクイズに挑戦して、みごと敗北しました。ムズすぎる。 でも観点としてはなるほどなぁとなって、世の中広いぜと感じました。いろんな仕事がある……
STORES さん
#rubykaigi enbugging quiz Day3は無事終わったけど extra がわからなすぎる…… pic.twitter.com/8mJfv9dKcP
— Wataru MIYAGUNI (@gongoZ) 2024年5月17日
Ruby の知らない文法について学べるのすごく良かった。「解答は後日公開します」とのことだったので楽しみ。EXTRA 全然わからぬ……
MoneyForward さん
マネーフォワードさんのブースで推し団扇作った #rubykaigi pic.twitter.com/ZjfkNINzTA
— Wataru MIYAGUNI (@gongoZ) 2024年5月17日
kaigieffect 的な話
Parser について
以下の記事を読んでみるぞー
英語力
国際カンファレンスの度に「せめてリスニングはできるようになりてえ」という気持ちになり、案の定今回もなったので、やっていきたい。 「今から始める英語力(主にリスニング)向上方法」があれば教えてください。
まとめ
久しぶりのRubyKaigiでしたが、とても楽しかったです。技術的に何か持ち帰られると特に良いのだろうなと思いつつも、最終的に「テンション上がった! やるぞ!」となれただけで満足しています。
あとは地元沖縄の知り合いと久しぶりにお喋りできたのもの楽しかった。みんな元気で良し!
おまけ
今日のDrinkUpで隣の席の方が「なんかこう、気分が落ちるアニメが見たい……」ということだったので「今、そこにいる僕」をお勧めしました
— Wataru MIYAGUNI (@gongoZ) 2024年5月16日